木質ペレットとは
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木質ペレットとは
木質ペレット燃料は、おが屑や鉋屑などの製材副産物や間伐材といった木質を粉砕し、成型した固形燃料です。長さは約3~40mm、直径は6、7、8mmが一般的です。
ペレットは、木材の成分であるリグニンを圧力と熱で融解し固着させることで成型できると考えられていましたが、最近の研究では水素結合が中心だと考えられるようになりました。いずれにしても、粉砕した木質原料を水分10%程度まで乾燥させて圧力をかけると固まります。この際、接着剤は不要ですが、スターチ(でんぷん)を少量混ぜる場合があります。
ペレット燃料の特長は、他のバイオマス燃料に比べて扱いが簡単なところです。形状・水分・灰分が一定であるため自動運転装置に適しており、発電用ボイラでも家庭用ストーブでも、格段に手間が省けます。輸送に関しては、エネルギー密度が高く一度に多くのエネルギーを運べるため、長距離輸送が可能です。また加熱処理されているためカビなどが生える心配が少なく、長期間の貯蔵もできます。しかしながら、水気に弱い等の短所もあります。
脱原発、脱化石燃料、地球温暖化対策が叫ばれる今、改めて脚光を浴びているエネルギー、それが木質ペレットなのです。