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ペレットクラブ メールニュース(No.213)を配信しました(11/30)
【Pelletclub E-mail News◇2021.11.30◇No.213】を配信しました。
なお、前号(E-mail News◇2021.10.29◇No.211)は、こちらから。
※ 当会のWEBに掲載するE-Newsの添付ファイルについては、最新号が配信された段階で、前号のファイルをアップします。なお、当会会員宛に配信してい るE-Newsには、ファイルを添付して配信しております。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------
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Pelletclub E-mail News ◇ 2021.11.30 ◇ No.213
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毎年同じことを書いているような気がしますが、早いもので2021年もあと1ヶ月
で終わります。コロナ禍における2回目のクリスマスとお正月になりますね。
ここ数日、急に冷え込んで今朝の長野はマイナス3℃でした。しかし、今夜の外
気は13℃もあります。同じ夜で15℃以上も差があるのはさすがに変です。
巷では暖房燃料の高騰がニュースになっています。原油価格の高騰によりガソリ
ン価格も高騰しており、我が国の政府は石油の元売りに補助金を出すとか、国の
備蓄を放出するとか言っております。
本当にビックリしました。
つい先日、日本の首相も参加したCOP26(気候変動枠組条約第26回締約国会議)
では、産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑えることが世界の目標として合意
されました。おりしも日本政府は前首相が2050年にカーボンニュートラル(CO2
の排出を実質的にゼロにする)と宣言しています。
なのに、なぜ石油に補助金?
たった数日分の備蓄を放出する意味は?
COP26に参加した知人に言わせると「温暖化問題における今の日本は1933年(昭
和8年)に国際連盟を脱退した時のような状態よ」ということでした。妙に納得
できる説明です。
電気自動車がすべてを解決するとは思いませんが、主だった自動車メーカーが電
気自動車を開発する中で日本は水素の内燃機関でルマンを走らせたりして、EV開
発競争からは完全に乗り遅れているように感じます。
ガソリンに補助するのではなく、代替策の開発に補助を出すべきではないでしょ
うか。
あるいは灯油が高いのであれば、元売りに補助を出すのではなく、バイオマス燃
料の生産や利用に補助を出すべきではないでしょうか。
そういったニュースが流れないのは、政府や政権与党の問題というよりは、やは
り国民の理解が足りていないからなのではないかと思います。我々のような草の
根のNGO/NPOの努力も足りていないのでしょう。
今日も、配信前にペレットニュースの記事を見ながら感じたのは、バイオマス発
電の話題ばかりだということです。バイオマスの熱利用は話題にすらならない。
バイオマス発電は発生するエネルギーの6~7割を排熱として捨てています。2~3
割のエネルギーだけが電気として利用されます。
この捨てた熱を暖房などのエネルギーとして使うことを考えるべきです。
あるいは欧州のように、バイオマス発電は発電のみの事業は禁止して、熱電併給
(CHP)を行う場合のみFITのような制度で買い取る政策を実施すべきです。
実効性のある活動ができていないことを反省しながら、今月のニュースをお届け
します。
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