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ペレット燃料JAS規格原案のパブリックコメントが開始されました(11/9)

ペレット燃料のJAS規格原案のパブリックコメントが開始されましたので、お知らせします。

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        Pelletclub E-mail News   ◇   2021.11.11  ◇   No.212
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日本木質ペレット協会(JPA)が中心となって2017年度から取り組んできたペレッ
ト燃料のJAS規格の原案がデジタル庁のe-Govにおいて、パブリックコメントを開
始しました。

■木質ペレット燃料の日本農林規格案についての意見・情報の募集について
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550003400&Mode=0

この原案の作成に関しては、JPAをはじめ、ペレットクラブの他、固体バイオ燃
料国際規格化研究会(SBFJ)のメンバーや、日本バイオマスエネルギー協会
(JWBA)といった、日本国内で木質バイオマスに関連する主な団体・関係者が協
力して取り組みました。

これはひとえに、JPAの岡本会長の理解とスタッフの尽力あってのことだと思っ
ており、彼らの継続的な努力に敬服しております。コロナ禍を挟んで4年の歳月
をかけて作業されたことになります。

また、SBFJの吉田幹事も学術的な側面で協力されています。彼によると今回の
JAS規格原案は本文がISO17225-2のAB規格ベースになっており、附属書に水分、
発熱量などの評価方法をまとめているとのことです。

この事でようやく、日本のバイオマスの規格が国際規格へとキャッチアップした
といえそうです。

規格の策定という作業は地味な割に内容が難しく、関係者との合意形成を伴うた
め、時に軋轢を生みます。それゆえ、非常に負荷の高い作業なのですが、市場の
発展のためには不可欠な作業でもあり、また消費者保護の観点からは必須の作業
なのです。

今年度以降はJWBAが中心となって、NEDO事業としてチップ等の規格化に取り組む
そうですが、引き続き、国際感覚を伴いつつ、日本の健全なバイオマス利用の推
進に貢献していただければと思います。

【お詫び】
前回のニュースのメールの件名が間違っていました。
正しくはNo.211(誤No.210)です。失礼しました。

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